早くから熱中症対策を 高柳 孝行医師
今年の夏も猛暑となると予測されています。
暑さに慣れていないこの時期から熱中症の注意が必要です。すでに30℃を超える日もあちこちで。救急搬送のおよそ半数は65歳以上の高齢者で、うち75歳以上が75%を占めるとのデータもみられます
高温多湿な環境で体温調節がうまく機能せず、体内に熱がこもるのが熱中症です。
体を暑さに慣らすことを「暑熱順化」といいますが、日頃からウオーキングや運動をすることで汗をかく習慣を身につけ、暑さに負けない体を作っていきましょう。暑熱順化には数日から2週間程かかります。6月は特に注意が必要です。
対策として高温・多湿・直射日光を避ける。
室内ではエアコンなど適時利用しましょう。のどが渇いていなくても早めの水分補給を。
大量に汗をかいた場合は塩分の補給も必要です。睡眠不足は熱中症のリスクになるので、しっかり睡眠をとるようにして下さい。
熱中症の症状として軽度の場合、めまい、立ちくらみ、生あくび、気分がわるい、手足のシビレ、こむら返り(筋肉痛)、汗が止まらないなどがみられた場合は意識がはっきりしていれば涼しい場所で自分で水分が取れれば安静の上、水で濡らしたタオルなどで体を冷やす(首、脇の下、足のつけ根、手の平を冷やすのもいい)それでも改善がみられない場合は医療機関への搬送が必要です。初期対応の遅れが重篤化につながります。
子供や高齢者には周囲の方の気配りが必要です。