『睡眠と夢(5)』

 

 

 最後に『夢』のお話を少しします。夢には効用があります。人は一晩に何度も夢をみて、日中のいろいろなこころの屈託を解決していると言われます。ただ、その夢の内容はそのままでは夢を見た本人にも「何故こんな夢を見たのか」理解できないのが普通です。

 それは、夢の内容が置き換えられたり、象徴化されたりして目覚めるとすっかり忘れてしまうようになっているからです。

 この忘れてしまうことも、夢の中で屈託が解消された証拠と考えられています。目覚めても覚えている夢は、夢の中で解決がつかなかった不消化の部分、噛み砕けなかった部分なのです。

 そういう部分が残らないように明け方には夢が長く豊富になってゆきます。そして、ともかく昨日のこころの屈託を片付けようとするわけです。ですから目ざましなどで突然起こされると、屈託が解決しないままになるので、そのあと一日、中途半端な気分が続くことになります。

                                         大戸診療所 心療内科医師 藤井 伸

 

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