熱中症の季節です 高栁 孝行医師
毎年のことですが、梅雨が明けると暑さも本番。今年は早くから真夏日が続き熱中症による救急搬送もみられます。熱中症はめまい立ちくらみ・筋肉痛・手足のシビレなどから頭痛・倦怠感などがみられますが、何となく体調がわるく熱中症かなと思ったら無理せず運動や作業をやめ、涼しい所で体を冷やし、水分・塩分の補給を。家の中にいても熱中症にかかりますので、特に7・8月は暑さを避ける生活スタイルの転換を心掛けて下さい。
特に高齢者では持病が悪化したりするので要注意です。子供さんも体温調節が難しいので保護者の方がそれなり気配りをしてください。
予防はのどの渇きを自覚していなくても水分のこまめな補給、エアコンの利用、無理をしない。
水分の補給にはスポーツドリンクなどがありますが自宅でも作れます。1ℓの水に塩3gと水の吸収をよくするために砂糖を20~40gを混合。ただ腎臓病や糖尿病など持病のある人は摂りすぎにならないよう注意してください。入浴の前後にも水分の補給をするとよいでしょう。