免役向上で強い体を守りましょう 高橋 政次
厳しい暑さを耐え抜いた田んぼの稲も収穫が進んでいます。美味しい新米に舌鼓のご家庭も多いのではないでしょうか。
異常な暑さを経験した私達ですが、少々ばて気味という人もいることでしょう、そんな人が細菌やウイルスに狙われると体調を崩してしまうことも多々あります。
細菌やウイルスに立ち向かい、体を守ってくれるのが「免疫」です。免疫力が高ければ感染症の発症や重症化を抑えることができます。免疫力を高めるには食事が大切。ポイントとしては体を支える筋骨をしっかり作ること、特定の食品を沢山食べてそれで良し、ではなく、主食・主菜・副菜を程よく組み合わせて「バランスよく食べること」が基本です。
タンパク質は筋肉や臓器を構成する栄養素ですが、免疫構成にも必要な栄養素です。
免役細胞の70%が腸内に存在しているといわれます、野菜や海藻・キノコなどとチーズ・ヨーグルト・納豆など発酵食品で腸内環境を整え、善玉菌の住みよい腸内環境にすることが大切です。
目、鼻、のどなど粘膜は細菌やウイルスの侵入を防ぎ、体を守ります。レバーや魚介類からビタミンAを、緑黄色野菜からβカロテンで粘膜を健やかに保ち細菌やウイルスの侵入を防ぎましょう。
翌日まで体の疲れを持ち越さないよう、しっかりと休息をとることも大事です。
ウイルスに特化したワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、感染しても重症化を防ぐなどの効果が期待されます。