僻地診療所で働くということ(4)

―診療所の医療スタッフ確保の困難さと役割の限界を住民に理解してもらうー

大戸診療所の常勤医、非常勤医は現在地元には常住していません。

群馬都市部、埼玉、長野、神奈川からの通勤です。

自家用車あるいは安中榛名まで新幹線できて診療所まで職員が送迎します。

通勤距離によっては前泊をしています。

地域に住み、住民の一員となり勤務する医師を確保するのは困難です。

一人の医師がバックアップ体制もなく僻地診療所に勤務し続けることは使命感や医師個人の努力、情熱だけでは長続きしません。

どのような形態であれ複数の医師で診療に当たらなければ診療所機能は簡単に停止してしまいます。

休日、夜間は医師不在になります。

住民の要望としていつでも対応してくれる医師体制を望む声はありますが、医師確保の困難さを住民も理解しており、割り切って診療所と近隣の医療機関を使い分けてくれています。

医師不在の時に病状の変化があり、様子を見ていいのか救急車などで近隣の病院を受診すべきかの相談は地元に住む看護師長が対応してくれます。

その苦労、ストレスは大変なもので何とか複数体制で対応できるよう常勤看護師の確保が課題です。

 

医師 佐藤博司

 

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