大戸診療所では、『医療は住民のもの』、『地域による地域のための医療を!』をスローガンに、地域の人が地域でその人らしく生きていけるように、地域に生まれ、地域で暮らして良かった!と思えるような地域作りを目標に医療・介護・予防活動を展開しています。
その大きな柱が、17年間続けている『大戸診療所健康まつり』と15年間続けている吾妻地域で最大となった『花火大会』です。
その特徴といえば、
行政主体で運営・実行される『祭り』がほとんどの中、民間主導で行われる『おまつり』はあまり例がないのではないかと思います。しかし、だからこそ、東日本大震災による花火大会の中止が発表されていた時期にでも、わが実行委員会では「こういう時だからこそ、花火を上げる意味があるんじゃないかい?」「花火には鎮魂の意味があるんだから、今あげなくていつあげるんだい?」という実行委員の一人一人の心意気で全会一致で健康まつり花火大会の実施が決定されました。
不景気の中、しかも金額的にも決して多くない年金の中からでも、この 『おまつり』 のために、『花火協賛金』を毎年出してくれている方がほとんどです。
また、この日のためにわざわざ仕事を休んで、自分の時間を使って、『健康まつり花火大会』を一緒に作っている実行委員並びに要員の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
だからこそ、地域の方が誇りを持って楽しめる『健康まつり花火大会』をこれからも続けていくことがその恩に報いることではないかとスタッフ一同考えています。
『第17回健康まつり花火大会』の様子(2011年8月27日開催)